私の愛車紹介 その3
社長の愛車、 ウィリエール・イゾルデ XP 2013年モデルの解説
ウィリエール・トリエスティーナの「イゾルデ XP(Izoard XP)」の2013年モデルは、**「優れたハンドリングと快適性を両立した、価格以上の価値を持つフルカーボンレーサー」**としての評価を確立したモデルです。
前年の設計を基本的に踏襲しつつも、より洗練されたカーボンの積層(レイアップ)技術により、フレーム性能に磨きがかけられています。
✨ 2013年モデルの主要な特徴
- 洗練されたカーボンフレーム:
- ウィリエールのハイエンドモデル「Cento1」の技術を受け継いだフルカーボンモノコック構造を採用しています。
- この年式では、カーボンの積層が見直され、軽量化と剛性のバランスがさらに向上しました。フレームは主に東レのT-700SCおよびM30Jカーボンファイバーで構成されています。これは、高弾性カーボンを使用するハイエンドモデルに比べて材料費を抑えつつも、十分な剛性と高い耐久性を確保するための工夫です。
- フレーム重量は公称1,170g、フォークは490gと、当時のミドルレンジカーボンバイクとしては競争力のある重量です。
- ジオメトリーと乗り味 (ライドクオリティ):
- フレームジオメトリーは、トップモデルほどアグレッシブではない、**「スポーティブ(ロングライド向き)」**な設計が特徴です。ヘッドチューブは比較的長めで、上半身の負担を軽減し、長時間のライドでも快適性を保ちます。
- その一方で、ウィリエール特有の**「シャープでキビキビとしたハンドリング性能」**は健在であり、コーナーリング時の安定感と反応の良さは、多くのレビューで高く評価されています。
- チェーンステーを長めに設定することで、後輪からの突き上げを効果的に吸収し、優れた縦方向の快適性を実現しています。
- 日本市場向けカラー:
- 2013年モデルは、日本からの要望によりマットブラックのカラーラインナップが追加されたことで知られており、落ち着いた色合いを好む日本のライダーから支持を集めました。
⚙️ 標準的なスペック(シマノ 105 完成車の場合)
当時の日本国内で多く流通していたシマノ 105(ST-5700系)完成車の主なパーツ構成は以下の通りです。
| パーツカテゴリ | 主要コンポーネント | 備考 |
| グループセット | シマノ 105 (2x10S) | FSA製コンパクトクランクとの組み合わせが多い |
| クランクセット | FSA Gossamer / Wilier | 50/34Tのコンパクト仕様が主流 |
| ブレーキキャリパー | FSA Gossamer / Wilier | グループセットとブランドが異なる場合があり、カスタムの余地がある |
| ホイールセット | シマノ WH-R500 / RS30 など | エントリーグレードのものが多く、アップグレードの筆頭候補とされる |
| タイヤ | Vittoria Zaffiro など | |
| ハンドル・ステム・シートポスト | FSA / Wilier 純正品 | サイズによって長さが調整される |
| サドル | Selle Italia Q-Bik / Wilier | 快適性を重視したモデル |
💡 レビューからの注目点:
多くのユーザーレビューにおいて、イゾルデ XPの**「フレームとハンドリングは価格帯を超えた高性能」であるものの、付属する「タイヤとホイールがフレームのポテンシャルを活かしきれていない」**という指摘が多く見られます。ホイールやタイヤをより軽量・高性能なものに交換することで、別次元の走行性能を発揮すると評されていました。
結論
2013年のイゾルデ XPは、イタリアンデザインの美しさ、長距離でも疲れにくい快適なジオメトリー、そしてレースでも通用する機敏なハンドリング性能を、ミドルレンジの価格で提供した**「名作バリュー・レーサー」**と言えます。
お手持ちの2013年モデルのイゾルデ XPについて、特定のパーツのアップグレードの相談や、現在の市場価値についてなど、何かお手伝いできることはありますか?


